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Microsoft アカウント環境からローカル アカウントに対するリモートデスクトップ接続

アカウントの種類

Windows のユーザ認証に利用可能なアカウントとして、以下のようなアカウントが存在します。

ローカル アカウント
PCごとに固有なアカウントです。

ドメイン アカウント
主に組織で利用される方式で、ドメイン サーバを通して利用者を認証するアカウントです。企業組織や大学等で触れる機会も多いと思います。

Microsoft アカウント (Windows 8以降) ←New!
名前の通り Microsoft サービスの利用に必要なものでしたが、Windows 8 以降から Microsoft サービスとの連携が強化され、Windows の認証方法として利用可能になりました*1

Microsoft アカウントを利用すると、複数のPCである程度の環境同期が可能になります*2


アカウントの種類を跨ぐ接続

従前、一般環境で利用するのは主にローカル アカウントでしたが、Windows 8 以降は Microsoft アカウントの利用を推奨しているようです。

Microsoft アカウント環境から非 Microsoft アカウント環境へリモート デスクトップ接続を行うと、Microsoft アカウントで認証試行が行われてしまい、(接続先の環境では未登録の為)接続できないケースがありました*3




この場合、認証時のユーザ名へ明示的に認証先を含める事で、正しいアカウントでの認証が可能になりました。

Microsoft アカウントの場合: example@outlook.jp (exampleがユーザ名の部分)
ローカル アカウントの場合: comptername\username

ドメイン アカウントは検証していませんが、恐らく domain\username で認証できると思います。

*1:ローカル アカウントを登録後、Microsoft アカウントを紐付ける事も可能です。

*2:ドメイン環境でも、移動プロファイルと併用する事で、ドメイン内でPCをまたいでユーザ環境(デスクトップなど)を同期する事が可能です。

*3:手元の Microsoft アカウントの First Name が、接続先のローカル アカウント名と一致していた為、手元のリモート デスクトップ接続 アプリケーションがアカウント種別を誤判別している?