https://naba-san.hatenablog.com/


XPmode @ Oracle VM Virtual Box について

【警告】
この記事は,Windows 7 Professional, Enterprise, Ultimate等,Windows XP modeが正規にライセンスされるホスト環境での実行を想定しています。
正規にライセンスされていない状態でXP modeを使用した場合,各種民事又は刑事上の賠償・罰則等の対象となる可能性がありますので,十分ご注意下さい。

個人的な備忘録に過ぎないので,クオリティとか読みやすさとかはあまり期待しないように。

必要なソフトの整理

Windows XP mode】

こいつが無いと話にならない。
http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/download.aspx
Virtual PCは必要なし(入れても支障は無い)。

【VMlite Workstation Plugin】
「VMlite Workstation」は,VirtualBox 3 seriesにXP modeのインポート機能を加えたもの。
XP modeは,仮想マシンBIOSと連携したSLPライセンス認証によって機能する為,SLPに対応したBIOSを,VirtualBoxのPlugin形式でも提供している(pcbios.bin)。対応するバージョンは,2011年3月1日現在,VirtualBox 3.1前後のやつ(3.0や3.2でも動くかも?4.0はうまくいかない)。
http://www.vmlite.com/
※尚,ダウンロードサイトInternet Explorer以外だと,正常に閲覧できない場合あり(WebKit系では,何度もログインを求められるのを確認済)。

【Sun xVM VirtualBox 3.1.2】>
上記のVMlite Workstation Pluginをインストールするにあたり,これに近いバージョンが必要となる。
http://download.virtualbox.org/virtualbox/3.1.2/VirtualBox-3.1.2-56127-Win.exe
※VMlite Workstation Pluginよりも先にインストールしておく必要あり。

Oracle VM VirtualBox
実際に使いたい,適当なバージョンのVirtualBoxを準備しておく。
http://www.virtualbox.org/
尚,本記事を執筆した2011年3月1日現在での最新版は4.0.4。4.1.4でも動いてる。

大まかな調理手順

1. Windows XP mode のインストール
そのままですね,ハイ。

2. Sun xVM VirtualBox 3.1.x のインストール
適当に進めておk。

3. VMlite Workstation Plugin のインストール
適当で。

4. VMlite Workstation Plugin のインストール先から「pcbios.bin」を抽出(バックアップ)
SLPに対応したVirtualBox用のBIOSイメージです。

5. VMlite Workstation Plugin のアンインストール
VirtualBox のバージョンが上がるとエラーが出るというとんでもない仕様なので,消しておきます。

6. Sun xVM VirtualBox 3.1.x のアンインストール
新しい方がいいよね?

7. Oracle VM VirtualBox のインストール
4.0.6で動作確認済。

8. XP Mode仮想マシンの準備
・必要なら,NHCでイメージ変換。
vhd形式形式からvdi形式にしておくと,後々都合が良いかもしれない。
仮想マシンを作成。
⇒ 「WinXP Mode」とか,そんな名前で。
仮想マシンの設定を弄くり回す。
⇒ 仮想ハードディスクイメージを指定してやる。
※最初の起動では,CPUコアを1個,HDDのストレージコントローラとしてICH6を,NICとしてPCnet-PCI IIを指定すること!
仮想マシンの設定ファイルを弄くり回す。
BIOS-ROMにpcbios.binを使用するように設定変更。設定例は下記を参照。

9. 仮想マシンを立ち上げる。
⇒ よくできました。

以上w

追記

仮装マシンの作成が完了したら,必要に応じて

AHCI(Intel Rapid Storage Technology)
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?ProdId=2101&DwnldID=19607

とか

GbE(Intel PRO/1000/MT)
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?DwnldID=18717&ProdId=871

とかのドライバを追加する。このとき,Microsoft .NET Framework 3.0 のインストールを求められる場合があるので,指示には素直に従うこと。

あと,CPUコアを複数指定したい場合,XP mode をVMware Player で、マルチコアで動かすあたりを参考にしてHALを書き換えること。このとき,halaacpi.dllを指定して起動した際にIO-APICを有効に,「APIC ユニプロセッサ」がインストールされた時点でCPUコアを複数指定に切り替えること。以後,IO-APICを無効に設定しないように注意!

仮想マシン側で必要なソフトは,一式VDI形式にパッケージングして保存しておくと,使い回しが出来て便利かもしれない。