McAfee SiteAdvisor と Excite翻訳、異色のコラボ(?)
【概要】
McAfee SiteAdvisorをインストールしたFirefox上で、Excite翻訳のページ翻訳(日中翻訳)をかけようとすると、McAfeeのサイトに飛ばされ、「excite-webtl.jpは、個人情報を盗み出そうとする可能性があります。」という警告が表示される事がある。
(拡大表示)
McAfee SiteAdvisorとは?
危険なリンクを踏む前に警告してくれる「McAfee SiteAdvisor」
検索サイトの結果表示画面で、リンク先が安全性で色分けされて表示される。子どもでも危険なサイトが一目でわかるので、危険なリンクを踏まずに済む。危険なサイトについては、プログラムが何個ダウンロードされるかなど、詳細なレポートが閲覧可能だ。また、危険なサイトのブロック機能も備え、うっかりリンクを踏むミスも防げる。
Internet Watch / Impress 記事より抜粋
McAfee SiteAdvisor: http://www.siteadvisor.com/
Internet Explorer 8に搭載されたSmartScreenに似た機能をプラグインとして提供してくれるソフトで、Internet ExplorerやFirefoxに対応します。
(McAfeeのDBから色々引っ張ってきて、グレーのツールバーを青くさせたり黄色くさせたり、たまに赤くさせたりと忙しそうだけど、なかなか頼もしい…?これは便利だーって事で、去年の末頃インストール。)
Excite翻訳って?
言わずと知れたあっちこっちでいぢられてる自動翻訳サービス。
いわゆる再翻訳と呼ばれる、機械翻訳特有の誤訳ネタで有名。個人的には、その中でもコレが最も衝撃的だった(既に修正されたらしい)。
エキサイト翻訳: http://www.excite.co.jp/world/
【再現方法】
SiteAdvisorを入れて次のURLにアクセス
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/?wb_url=http://www.google.co.jp/
たぶんスクリーンショットと同じ画面が出てくるはず。
【いろいろな組み合わせを試してみる。】
合い言葉は「ためしてガ@テン!」(伏せきれてない)
[和英編]
無難な所で和英翻訳から。
(IE8+SiteAdvisor) 日英翻訳 → http://mixi.jp/ ⇒ 問題なさげ
(IE8+SiteAdvisor) 日英翻訳 → http://www.google.co.jp/ ⇒ 問題なさげ
(Firefox3+SiteAdvisor) 日英翻訳 → http://mixi.jp/ ⇒ 問題なさげ
(Firefox3+SiteAdvisor) 日英翻訳 → http://www.google.co.jp/ ⇒ 問題なさげ
問題ない…というより、アイコンがグレーアウトしてるのを見ると、データベースに和英URLの情報が無い様子。(あれぇー?
[和中編]
きっかけになった組み合わせもココに含まれますが…(Firefox3+SAでGoogleを日中翻訳)
(IE8+SiteAdvisor) 日中翻訳 → http://mixi.jp/ ⇒ Hit!
(IE8+SiteAdvisor) 日中翻訳 → http://www.google.co.jp/ ⇒ Hit!
(Firefox3+SiteAdvisor) 日中翻訳 → http://mixi.jp/ ⇒ Hit!
どうにも日中翻訳の組み合わせで警告されるようで、Firefox依存とかではないようです。
[中日編]
逆に中日翻訳も試してみたんですが…
(Firefox3+SiteAdvisor) 中日翻訳 → http://www.google.cn/ ⇒ Hit!
見事にHit。
[他の言語でもtry]
他の言語はどーかなと試してみる事にします。
検証用URL:http://www.google.co.jp/ (みんな大好きグーグル先生)
(Firefox3+SiteAdvisor) Excite翻訳
・日韓:問題なし (韓国)
・日仏:問題なし (フランス)
・日独:問題なし (どいちゅ)
・日伊:問題なし (いたりー)
・日西:問題なし (すぱにっしゅ)
・日葡:問題なし (Portugal)
警告を受けるのは中国語関係のみのようです。
【Excite翻訳から離れてみる。】
Yahoo!のカテゴリ検索より、「自動翻訳サービス」に登録された機械翻訳サービスから、いくつかをピックアップしてみます。(※中国語限定)
検証用URL:http://www.google.co.jp/ (Excite翻訳に合わせて。)
・Yahoo!翻訳…日中翻訳 ⇒ 問題なし
・Infoseekマルチ翻訳…日中 ⇒ 問題なし
・Livedoor翻訳…日中 ⇒ 問題なし (※注:翻訳時にURLを上手く書き換えないと失敗する)
・OCN翻訳…日中 ⇒ 問題なし
・Google言語ツール…日中(簡体字・繁体字) ⇒ 問題なし
・au one 翻訳…日中 ⇒ 問題なし
・@nifty 翻訳…日中(簡体字・繁体字) ⇒ 問題なし
・So-net 翻訳…日中 ⇒ 問題なし
同じエンジンを採用してる…はず…のサービスが幾つか混ざってるんですが(斜体表記)、特に警告が出るような事もありません。
うーん…ここでGoogleがHitしてくれたら良いネタになったんだけどなぁ。(ぇ
【推測だけど…】
誰かがUGなサイトの翻訳に使って、それがMcAfeeのデータベースに残ってるっぽい…?
(皆からさんざんネタにされてる、有名なExcite翻訳だからこそ成せる技?)
【結論】
組み合わせとか考えない方が良いネタになりそう。