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YAMAHA RTX series からインターリンクの「マイIP」に接続する

naba_san2009-06-14

今使うならソフトイーサ版あたりの方が管理とかアドレスのアサインが楽な気がします。どっちにしても速度遅すぎる気がするけど‥。



経過はこの辺
http://d.hatena.ne.jp/naba_san/20090529
http://d.hatena.ne.jp/naba_san/20090601
http://d.hatena.ne.jp/naba_san/20090605

ネットワークの構成はこんな感じ。

上位にあるRTX1000は、KCNに対して常にDHCPでセッションを張っている前提。この状態で、RT105eからInterlinkの「マイIP」に、PPTPで接続する。

RT105e配下のネットワーク「172.25.*.0/23」(以下「Interlink系」)は、RTX1000配下のネットワーク「172.24.*.0/23」(以下「KCN系」)と異なる経路で外部に接続出来るようにするのが、今回の目標。

設定例

設定こんな感じ。*1

pp select 1	// PPの設定開始
pp bind tunnel1	// PPとトンネルを関連付ける
pp always-on on	// PP接続を常時有効にする
pp auth accept chap mschap	// 認証方法の設定
pp auth myname ID PASS	// IDとパス入れる
pp auth username ID PASS	// もう一度入れる (何故かこれが無いと繋がらない
ppp ipcp ipaddress on	// PPTPIPアドレスネゴシエーションを行う (DHCPライク!
ppp ipcp msext on	// IPCPのMS拡張を有効化
ppp ccp type none	// 圧縮等をしない
ppp ccp no-encryption accept	// 非暗号化通信を許可
ppp ipv6cp use off	// IPv6ネゴシエーションはしない
ip pp mtu ****		// 通信に用いるMTU値を設定する (いくらぐらいがいいのか?
ip pp secure filter in ごにょごにょ	// 釘バット装備で監視
ip pp secure filter out ごにょごにょ	// 出る杭は打つ
ip pp nat descriptor 1	// NATディスクリプタの関連付け (詳細は記述しない)
pptp service type client	// PPTPサービスをクライアントモードに
pp enable 1		// PP(PPTP)接続を有効にする
tunnel select 1		// トンネルの設定開始
tunnel encapsulation pptp	// トンネルはPPTPモード
tunnel endpoint address 	// トンネル先 (PPTP-Server)
pptp tunnel disconnect time off	// 自動接続を切る
pptp keepalive use on		// Keep-Alive(接続維持)を有効
tunnel enable 1			// トンネル1を有効
ip route  gateway  metric 1
		// PPTP-Serverまでの接続のみ、上位ルータに投げる
ip route default gateway pp 1	// 上の例外を除いて、全部PPTPの相手に投げる
dns server pp 1		// IPCPでネゴシエーションした時に受け取ったDNSサーバを使う
pptp service on		// PPTPサービスをONにする
pptp hostname ******	// ホスト名の設定(適当)

このままだとルーターIPアドレスが振られてしまうので、更にNATディスクリプタを設定してNAPTしてやる必要があります。
( *.cっぽい記述でコメントがつけてありますが、たぶんこのままじゃ動かないので、使われる時は全部消して下さい。)


【次の課題】
ひとまずネットワークの分離が出来たところで…
どうにかしてIPv6に対応出来ないものかと、現在試行錯誤中。(思ってたより手間がかかりそうだ…)


−以上−

*1:この設定をそのまま使ったりした結果、妙な穴が開いてしまっても関知しませんので…参考にされる際は、リファレンス等を参照して、きちんと設定を確認して下さい。